藍川峻の著作を掲載します。

◆は「小説家になろう」にて連載しています。

★は「カクヨム」にて連載しています。

▶は2次創作の小説で「pixiv」に連載していますが、この藍川書房内でも読めます。

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エレベーターの扉が開くと見知らぬ世界でした(◆)

https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/2107267

 吉祥学園高等部・アウトドア活動部の幹部5人は、買い出しから帰ろうとエレベーターに乗った。そしてエレベーターの扉が開くと、目の前には荒野が広がっていた!
 しばらく歩くと放置された荷車を見つける。荷車には果実や水、種々の武器が「都合良く」積まれていた。夜になって星空を見上げ、そこは地球上ではないことを確信する。買ったばかりのテントと荷車を使って一晩過ごし、翌日彼らは巨大な虫に襲われている子供を助けた。その子供は髪の毛の間から獣の耳を生やし、猿のような細長い尾を持っていた。彼の村に招かれ、初めは歓待されたが、不用意な発言から逆に襲われた。助けた子供の機転で村を脱出、近くにあった洞窟に逃げ込んだ。
 第1部『洞窟の妖術師』 洞窟の中で邂逅した魔導師の魂魄と彼にまつわる事件に巻き込まれた彼らは、途中で遭遇する様々な魔物と戦闘しながら進み、とうとう洞窟の妖術師と対峙する。
 第2部『エルメリア王国の内紛』 洞窟を抜けた先で出会った、シュナイデル(シュン)ら青年の男女は、王の苛政に抵抗しようとレジスタンスを結成していた。シュンらに世話になった5人は、王を操っている女神官もどうやら「異界の者」らしいと知り、元の世界に戻るすべは無いか尋ねようとする。しかし彼女が洞窟の向こうの種族を支配しようとしていることを察知し、対立してしまう。同じ頃にレジスタンスが蜂起。シュンが王宮を追われた陰謀劇を発端とするエルメリア内紛が勃発する。
 第3部以降は、女神官を追う5人は転移した世界ザラスの各地を旅することになる。時には5人が離れ離れになったり、冒険ありロマンスありのロードムービーが展開。
 5人は女神官から情報を聞き出し、元の世界に戻ることはできるのか!?
【登場人物】
 鷹宮竜司:2年生。眉目秀麗、文武両道のスーパー高校生。1年休学していたため、他の2年生より1歳年上。洞窟内で聖剣を入手する
 相模悠:2年生。竜司の幼馴染み。洞窟内で魔導師の魂魄と出会い、魔力の存在を知り、知識を受け継いで魔法使いとなる
 新堂優莉:2年生。ストレートの黒髪が似合う和風美人。竜司・悠と幼馴染み。歌と料理が得意
 萩沢譲:1年生。口数が少ない眼鏡男子。IT強者だが、ザラスでは意外な特技が発現
 藤咲美音:1年生。「天真爛漫」の体現者。少量ながら魔力を持つ

北龍王と南麟帝(◆)

https://ncode.syosetu.com/n3940id

 パンディラ亜大陸南方三国の一つ、セイラーン王国で三公に連なるメルリース公爵の娘、キャラことキャリアンティーヌ。ある日、技芸団で曲乗りと雑用を務める少年ライアスと出会う。しかし、再会の約束をした直後、北方の騎馬民族の侵攻によって、ライアスは行方不明になってしまった。
 国王が薨去し、第2王子が起こした内乱によって王家は死に絶えてしまったため、傍流のメルリース侯爵が玉座に座った。
 王女となったキャラは隣国ギルバリア帝国の末弟王子バランに嫁ぐこととなった。庶子として兄二人に虐げられていたバランは、とうとう叛乱を起こし、ギルバリア皇帝となった。その後、セイラーンは隣国メリディアによって蹂躙され、キャラの親も兄も殺されてしまう。バランが指揮するギルバリア軍はメリディアを滅ぼし、セイラーンを併合してパンディラ亜大陸の南部を統一した。そして旧セイラーン領の領主としてキャラを立てた。数年してバランは兇刃に倒れ、ギルバリア皇帝となったキャラは、パンディラ統一を図ったバランの真意を知る。

 一方、騎馬民族の大氏族の将軍の養子となっていたライアスは一時的に記憶を失い、ライディンと名づけられていた。幹部養成所に入所し、そこで生涯の友ロウランと出会う。
 騎馬民族はファングと云う国としてある程度まとまっていたが、中心となった大氏族の横暴に嫌気を抱いていたライディンの養父クァンティンは、盟主として北部の他の氏族をまとめてファングと対立するが、北部統一目前に殺されてしまった。跡を継いだライディンはファングを倒してパンディラ北部を統一。改めて崙と云う国を建国した。
 
 パンディラ統一を目指すライディンこと崙王ライアス。それを迎え撃つギルバリア皇帝キャラ。10年の時を経て二人は戦場で再会する。

この作品は「カクヨム」にも掲載しています。

転生司書~異世界だってハイテクに!(★)

転生司書~異世界だってハイテクに! - カクヨム (kakuyomu.jp)https://kakuyomu.jp/my/works/16817139558739705840

 ケイロス・アーシアは、12歳の魔法学院入学時に前世の記憶を思い出した。自分は、地球人の生まれ変わりだった! 32歳の知識と経験を得て、3年間座学と実技と魔法の修練を積んだケイロスこと私は、成年の儀で風魔法と司書の職を選んだ。さらに2年かけて司書に特化した魔法を習得。その過程で、羊皮紙しかない世界で図書館を改革するため、学友のカイル、シャーリーと伴に竹簡と墨を開発した。そして地元の図書館に勤め始めたが、昭和の図書館と同様のシステムにうんざりした私は、ITの代わりに魔法とスキルを駆使してハイテク化にのりだした。最終的な夢は世界最大のアレキサンデル大図書館に勤めること。
【登場人物】
●井上巧:IT系の企業に勤めていたが、エンジニアではないため、ITの知識は広く浅く。電車事故に巻き込まれ、32年の生涯を閉じたかと思ったが――
●ケイロス・アーシア:アーシア子爵の三男。手に職をつけるために12歳で魔法学院に入学した。その直後に転生した井上巧の意識と融合。21世紀地球の知識を駆使する。メインの魔法は風魔法。
●ナーザ:アーシア図書館職員。猫人族(ワーキャット)。本の選別を担当する。猫の性質のせいか、すぐ寝る。【重力制御(弱)】というスキルを持つ。
●ゲラフ:アーシア図書館職員。オネエ言葉の筋肉ダルマで見た目通りの膂力を持つ。図書館の運搬担当。魔法は土魔法。
●セラフィー:アーシア図書館職員。有翼人《フェザーン》の女性でクールな美貌を持つ。2階と3階の運搬担当。
●エッシャー教授:大学に勤める教授だが、最近は論文が行き詰まっており、図書館の常連となっている。
●カイル・ヴァーキン:ケイロスの友人。魔法学院時代に知りあう。侯爵の長男だが、現在の上級貴族の腐敗と国王の堕落に憤慨している。
●エリザベート・メーテルリンク:魔法学院の職員。魔法実践の授業担当。美女だが生徒には厳しい。
●ギース・ゼピュロシア:魔法局職員で、風魔法発展の教官。魔法使いなのにマッチョ。
●シャーリー・ノイエシュタイン:伯爵家の娘。ケイロスの教生仲間で、ケイロス同様司書を目指している。ほかにもケイロスとの共通点が…。

機動戦士ガンダム 灰色の嵐[グレイストーム](▶)

◆ピクシブ版 #1 第1話 | 機動戦士ガンダム  灰色の嵐[グレイストーム] - 藍川 峻の小説シリーズ - pixiv

藍川書房版 https://aikawasyunn.com/home/syobou_top/graystorm/ 

 地球連邦軍から「灰色の嵐[グレイストーム]」と呼ばれ恐れられた、ジオン軍のエースパイロット――ギーツ・K・バランタイン。UC0092の12月に彼は月のグラナダ市郊外のジャンク屋を訪れた。1機のモビルスーツを改修するためである。それはかつて[ソロモンの悪夢]ことアナベル・ガトーが搭乗していた高機動型ザクⅡだった。
 あるPMSC(民間軍事会社)に所属しているバランタインは、会社の指示によってネオジオン軍に傭兵として参加する。そのために10年前の機体を今でも使えるように徹底的なチューンナップと武装の強化を求めていた。それはネオジオン軍が連邦に対して反乱を起こす約2箇月前のことだった。
 改修には1箇月以上かかる。その間ジャンク屋に寝泊まりすることになったバランタイン。一人で想い出したりせがまれて語ったりする記憶の断片は、やがて一人のエースパイロットの軌跡を紡いでゆく。
 そしておよそ2箇月後、バランタインは戦艦のカタパルトデッキにいた。「93式ザクⅡ、バランタイン、出撃する!」